2015/01/30

スカーフと布巾 foulard et torchon


       まだ解決を見ない人質事件、ヨルダンに飛び火して申し訳ないですね。
       
        それにしても後藤さんの周りは普通じゃない人ばかり。
        狂ったように支援してる人たちってのも、日本人の感覚じゃない。

                                       
                                            水彩 aquarelle 24×30cm

2015/01/24

人質事件 カーネーション oeillet

ツイッターで、ISISの日本人人質事件への
日本国内の反応を見ていると、
      心の底から反日の日本人があぶりだされて面白いです。
 「安倍首相が責任とって辞任しろ」とか、
テロリストそんなこと要求してないってのに。
 ふざけるなと言いたいです。
   何が何でも安倍政権を倒したい、その必死さ。
    本当に日本人なのかと思ってしまいます。
多分怪しい人も多いことでしょうが。
      今のところ解決には至っていませんが、怪しすぎます、この事件。

水彩 aquarelle  24×30cm
           
    

2015/01/19

歴史的デモから一週間 une semaine plus tard



パリの銃撃事件から発生したフランス人の熱狂的ともいえる歴史的なデモ行進も平穏に終わり、
平常の日々が戻ってきています。


しかし以前は見られなかった場所に、迷彩服で自動小銃を持つ軍人や防弾チョッキ装備のポリスの姿が見られるようになりました。私の行動範囲内でも、5区にあるパリ最大のモスクの前や、銃撃事件のあった同じ11区のオペルカンフ通りなど散見しました。
私の住んでいるマレ地区も、ロジェ通りという、古くからのユダヤ人が住んでいてシナゴーグもある細い通り、普段はショッピングやユダヤサンドイッチを食べに来る観光客でにぎやかな通りに、自動小銃の迷彩服さんが歩いています。いずれも10日前までは見なかった光景です。

私は警察官や軍人の制服姿が大好きな「制服フェチ」で、特にフランスの軍やポリさんの制服姿は本当にかっこいいので、思いがけない場所で見ると「あっこんなところに♪♪」なんて嬉しくはあるのですが、そんな能天気な私でも、やはり複雑な気持ちになります。

デモについては、普段良い意味で個人主義が行き過ぎていると思ってたフランス人が、あんなに団結して行動したのは驚きでした。行動がとても迅速だったこと凄まじいほどで、普段と全然違う新鮮な面を知りました(褒めてるのだろうか?) 。
デモは家から近くだったので軽く見に行きましたが、大通りで前に進めなくなった段階(家出てからわずか10分)でとっとと帰ってきました。東洋人は全く見かけなくて、圧倒的に白人系の顔の人たちで、普段人種の坩堝のような環境にいるので、ちょっと異例。「私はクルドだ」とか「私はシャブリだ」とか亜流のスローガンを持つ人もいてお祭り気分。仲間で「私はシャルリだ」を囲んで記念写真撮ったりしながら歩いてました。時々「シャルリ!シャルリ!」と叫ぶ位で静かなデモ。
しかし前代未聞の人の多さ。私の家の前に戻っても、細い道のあっちの道こっちの道を大通りから溢れた人が分散してぞろぞろと途切れなく南東を目指して進んでいくのは、かなり異様でした。
あれはもうきっと二度と見られない光景だろうと思いました。
タンプル大通り この先に共和国広場があるがここで行列がストップ。ざっと見学して家に戻った
でも今は落ち着いてきました。今日の何かのアンケートでフランス人は「やはりムハンマドの風刺は掲載するべきではない」という意見が半数近かったそうです。ですよね~。

昨日お葬式があり、エブド社の編集長や漫画家の有名な方の葬儀の様子、ユダヤ人犠牲者のかの地での葬儀、パリ市警視庁内で大統領参列の殉職者へのオマージュの様子が報道されてましたが、そのほかの一般人は名前も何も全く報道されないのは、普段こちらでは交通事故とか災害とかで亡くなった人でも一貫してそういう報道姿勢をとっているのは分かるのですが、不思議な印象。

こんなふうにつらつらと書いてるとあれもこれもきりがない2015年の始めです。

2015/01/10

銃撃事件とフランク・ゲーリー展 l'exposition Frank Gehry


3日間続いたパリ襲撃事件は何とか終了しました。事件発生数時間後にネットなどで「私はシャルリだ」というスローガンが野火のごとく広がるのを目の当たりにし、夕方には広いレピュブリック広場にびっしりと集合しペンをかざして抗議の意を示すフランス人を見て、その意思表示の機敏さと強さに脱帽するとともに、この事件が彼らに与えたショックは計り知れないと思ってましたが、最終的には無関係の一般人までも巻き込んでしまいました。
11日の日曜日は全国規模で追悼行進が行われます。。英独など近隣諸国の首相も多数参加し、おそらくかつて無い規模になるかと思われます。
私は犠牲になったシャルリの画家達の顔も名前も知らなかったのですが、彼らの絵は、毎日のように
主要新聞や雑誌などで目にしてました。彼らはフランスの顔とも言える超人気漫画家なのでした。
あんなひどい絵を描いて報復されて当然だとの声が日本では多いようですが(私のツイッター比)、
悪意と風刺は紙一重で違うように思います。私も正直言ってシャルリの表紙の絵は、えぐ過ぎて
好きでは無いです。でもふんと鼻で笑って終わりです。発行部数からみても傍流の雑誌ですしね。。
風刺されるのは何もイスラム教・モハメットだけではなくて、キリスト教・ローマ法王や、時の政治家達(特にサルコジ)も皆可哀想な位の描かれ様でしたが、バチカンやサルコジらがこれに抗議するなどということは全く無かったと思います。
しかし結局一般人も巻き込むこととなり、犠牲になった方達を思うと、ことは風刺がどうのとは言って
済む問題ではなくなりました。

さて、 今日はポンピドーセンター Centre Pompidouで開催中の、建築家フランク・ゲーリー展の見学とスケッチです。この展覧会に限り、関係者と建築の学生に、一般入場より早い時間に無料で入れてくれるということで、関係者であるパリスケッチャーの方のお誘いに応えて有志で出かけました。








近代の建築家と言えばル・コルビジェと安藤忠雄くらいしか知らない私。今日は一つ見識を広めました(?)。とても気合入った展覧会で、彼の膨大な数の建築モデル、デッサン、ヴィデオ等が展示され、見れば見るほど建築と言うものの芸術性を実感します。こんなものを生み出す建築家って、ほんと凄い。



中で面白かったのは「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」というドキュメント・フィルムでインタビュ-や友人や関係者の証言を絡めつつ建築作品も紹介してるのですが編集が良いから飽きなくて面白いのですね。監督がシドニー・ポラック!後で調べたら友人同士でどちらもユダヤ人なのですね。

 スペインのビルバオのグッゲンハイム美術館、こちらにいる間に是非行って見たいです。
あと今話題のパリ郊外のルイ・ヴィトン記念館が彼の建築なのを遅まきながら知ったのでこちらも近々。
  

2015/01/01

動物コラボ@プチ・パレ Les animaux font le mur-Petit Palais


        新年 明けましておめでとうございます。
      2015年が皆様にとって良いこと幸せなことが一杯の年になりますように!
           Bonne et heureuse année,plein tout plein de belles et bonnes cshoses!.

        暮れも押し迫った12月31日、パリ・スケッチャーのプチ・パレ行きに参加しました。
          ここは無料で見ごたえもあり中庭のカフェレストランも素敵な美術館ですが、
          ただ今常設展示と動物コラボの催しをしてるそう。プチ・パレに動物!面白そう。
     この寒い中、暖かい美術館で動物スケッチできるなんてかなり楽しいすよね。
      展示のサイトはコレ
     http://www.mnhn.fr/fr/visitez/agenda/manifestation-evenement/animaux-font-mur
スケッッチャーの会にいると面白い情報が知られて役に立つこと多いです。

入り口 並んでいるのは有料特別展のバカラ展の入場者で、それ以外はすぐ入れます
常設の絵や彫刻と一緒に動物の剥製や彫刻が展示されている面白い催しです。

鳥ってそれほど好きではないけど、鷲とかは大好きなので二枚も描いた
1月5日まで

ルーブル美術館とドラクロア美術館でも小規模ながら同時開催中。
先日ドラクロア美術館に行ったとき大きなライオンの剥製が展示されてそれがこの催しだったわけだ。




これとは別に地階でナント美術館展も無料でやってたので見に行ったのですが、
常設にアングル「レオナルド・ダ・ヴィンチの死」が。初めて見た。プチパレの地階にあったとは知らなかった。
 フランソワ一世との美しい迫力に思わず激写
あっボナールも。良いのが何枚もあった。
プチパレって地階の展示も凄い。上階しか知らなかった。恥。上階も凄いんですけど。

美術館出てすぐ横のシャンゼリゼ通り、クリマスマスマーケット。人が一杯。


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