先日ルーブルで「ルイ14世の時代」の部屋をスケッチしていた時のこと。
中央のこの有名な肖像画、これをメインに描きたくて
ここの位置に折りたたみ椅子を置きスケッチしてたのですが。
人通りまばらなこの部屋に、乳母車を引いた女性二人と子供二人の
計5.6人の一団が通りかかり、足を止め色々と話しかけてきました。
普通は人が絵を描いてる時はそっとしておくのが礼儀でしょうに、
まぁ世界中から人が来るし観光客と思って素直に相手をしていたら、
途中から女の子の一人が私の右手側にさり気なく移動しました。
私の右足元にはバッグが置いてある。
すると見ていた黒人の監視員がすかさず近寄って、私達の前に立ちました。
それで「あらもしかしてしてこの人たちアレなの?」と私は半信半疑に。
でも女性はおかまいなしに、子供と貴方と一緒に写真を取らせてと言い、
子供と私を無理にくっつけて写真を撮る。注意マックス。
挙句にやっと立ち去りました。
彼女らが去った後は、また何事も無かったかのように私はスケッチを続行、
席に戻った監視員は同僚とヴァカンスの話、と平和モードに戻りました。
しかし後で考えると、結構危なかったかも。
もし監視員が見ててくれなかったら、もしくは居なかったら、何しろプロです。
ほんの一瞬の隙にバッグからお財布を抜き去られてたかも。
話の引き伸ばし方、注意の引き方が実にうまかった。
いかにも無邪気に絵に興味を持った風を装って。 危ない危ない。
監視員の方グッジョブ。絵だけでなくこういう監視もしてくれて有難いです。
今度は絵と監視員も入れてスケッチしたいです♪。
これは、お隣の部屋 このタピスリーが大好き、色合いが好みです。
同じ部屋の向かい側の調度品
フランスはロココ式のがやっぱり好きです。
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